エクステリア

2007年5月31日 (木)

0036  156のエクステリア~その26 (総括)

156_sketch_rear 156のエクステリアについては、どうしてもそのギミックに注目が集まりがちですが、ルーフやボンネット、ドア、フェンダー、ピラー、トランクからドアミラーに至るまで、車を構成する基本的なラインが綺麗にまとまらなければ、デザインはどこかで破綻を来たしてしまいます。
実はアールや面の作り込みが巧みであるからこそ、156のデザインは評価されるとKawは思います。

デザイン現場では図面の他、微妙なニュアンスのやり取りが頻繁に行われるそうです。
『あの○×△車のフェンダーの中央付近の曲線』とか『こう・・・・・これくらいのボリューム感で』などなど。
その意思は一種の伝言ゲームのように伝わり、最終的に原寸モデルとして具体化されます。
156のデザインは、まさにダ・シルヴァを始めとするアルファデザイナーの技量とチームワークが実を結んだ結果と言え、その後ジウジアーロによるリデザインと継承されました。

少なくとも156を検討するとき、このデザインがマイナスに働くことはまず無いでしょう。
156のスタイルが、これまでアルファに見向きもしなかった人をもその世界に引き込んだことは、欧州での大ヒットを見れば容易に想像がつきますねv(^^)v

ちなみに写真はラフ段階リアパートのスケッチです。
まだドアミラーは角型、リアバンパーもボディーサイドからのラインがセリ上がるように繋がる様子が伺え、アグレッシブなテールランプも印象的です。


写真 【後方のラフスケッチ】

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2007年5月29日 (火)

0035  156のエクステリア~その25 (フェイスリフト③)

Walter_desilva 一方、156成功の立役者ワルター・ダ・シルヴァですが、デザイナーとしての経歴はフィアット・デザインセンターが始まりです。
その後一時期 IDEAに在籍、後にアルファ・デザインセンターに迎えられます。

ピニンファリーナ作といわれるGTV/スパイダーにも彼のコンセプトカーの影響が見られますが、アルファにおける実質的デビューは145/146でした。
フロントに好き嫌いが分かれるものの、独創的な造形でハッチバックの概念を吹き飛ばしたような145のリアパートは今見ても惚れ惚れするデザインですね。

156では原点回帰ともいえるレトロ感をフィーチャーして円やかな線を描きますが、デザイナーとしての非凡さはタッチが変わっても遺憾なく発揮され、結果156は0.31という優れたcd値を叩き出す、クーペも真っ青なフォルムを持って登場します。
その後、量産車としては147を出すに止まりますが、皮肉なことにその活躍が認められセアトに電撃移籍してしまいます。
ジウジアーロとの絡みがあったかどうかは分かりませんが、いずれにしてもアルファのデザインはブレラ系に統一されていくのは皆さんご存知の通りです。

デザインを統一することはイコール、ブランドイメージの統一である訳ですが、裏を返せばコケる時は皆いっせいにコケる訳で(苦笑)、ある種の慎重さを伴ってコンサバーティブな方に向かわざるを得ません。
フェイズⅢ以降の156や新型車159のデザインに(良い悪いとかの次元ではなく)アクの薄さを感じるのは仕方ないと言えます。


写真 【ワルター・ダ・シルヴァ】

  

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2007年5月26日 (土)

0034  156のエクステリア~その24 (フェイスリフト②)

Giorgetto_giugiaroテールランプはシルヴァ同様のシンプルながら、それまでの物を逆さにしたような形状になりました。
バンパー中央の高さに在った反射板も下方に移すことでアイポイントを下げ、今まで以上に低さの演出を試みています。
尚、フロント、リア、共にバンパー部のアクセントとなる細いパネルは廃止され、同時にフロントのヘッドライトウォッシャーは無くなりました。

フロントと合わせて全体のイメージはスッキリ、アクの強かったフェイズⅠ~Ⅱとは別のファンをも取り込むことに成功します。
フェイズⅢへのフェイスリフトは(フェイズⅠからⅡへの)機能面での改良と時期がズレたことで単なるイメージ戦略と思われがちですが、ジウジアーロがこれを担当した意味は大きかったように思います。
サイドマーカー下に貼られた『DESIGN GIUGIARO』も誇らしげです。

何を隠そう、僕が始めて買ったクルマはジウジアーロデザインのイスズ117クーペ(中古)でした。
彼の仕事は華麗なスタイルの中に必ず実用的な折り合いをつけることが特徴で、先に挙げたブレラもクーペとハッチバックの融合という難しいテーマをサラッと仕上げています。
117クーペやブレラがショーモデルから大幅なデザイン変更無しに量産化されたのは、基本デザインの優秀さに拠るものでしょう。

156に施されたこれらのリデザインは結果として後継機159への橋渡し役も果たしました。

※ 当ブログでは156のマイナーチェンジをフェイズ1、2、3、として認識しております。
よってジウジアーロによるフェイスリフトを機にフェイズ2とする考え方とは異なりますことをご了承下さい。



写真 【イタルデザイン主宰 ジョルジェッ・ジウジアーロ】

  

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2007年5月24日 (木)

0033  156のエクステリア~その23 (フェイスリフト①)

New_face2003年9月、156は外装の大幅な変更(フェイズ3)を行いました。
サスペンションのジオメトリーも若干変更されたようですが、2002年6月のフェイズ2投入時 (※) に機能的なリファインは殆ど済ませていたので、目的は車種ラインナップ絡みのデザイン整理という見方が大半です。

それまでのダ・シルヴァから引き継いだのはかのジウジアーロ。
ショーモデルの『ブレラ』を彷彿させる直球勝負のフロントフェイスは押し出しの強さが特徴で判りやすい顔立ちになりました。
盾型グリルは156の兄弟車147譲りの縦長タイプとなり、より一層インパクトを強いものにしています。

ヘッドランプもキリっとした吊眼になりました。
変更されたグリル方向に瞼を落とし込み、内側に延長することで新しい顔立ちを創り上げています。
グリル形状変更に伴いフロントバンパーとボンネットには手を加えたものの、フェンダーパネルの型はそのままにヘッドランプ外側の形状を変えずにいるのですから、コストを上げずに最大限の効果をという目論見はかなり上手く実現されたと言えます。
何故かしらグリルの一部は奥で閉ざされ開口してないのですが、これによる冷却性能の低下は特に聞かれません。
もっともフェイズⅡとはグリル面積が違うのでこの程度のフェイクは問題なく、むしろフロントバンパーの強度とデザイン性を両立したと考えるのが妥当でしょう。

まあ~どちらか選べと言われたらシルヴァデザインの方が好きなのですが、この大きく食い込んだグリルにはグラッときます。
この男前フェイスの顔立ちが好きで156を購入した方も多いようです。
この辺りは各人の好み次第ですね~事実このフロントマスク版がリリースされたときは『おお~!』と唸った記憶があります。


※ 当ブログでは156のマイナーチェンジをフェイズ1、2、3、として認識しております。
よってジウジアーロによるフェイスリフトを機にフェイズ2とする考え方とは異なりますことをご了承下さい。



写真 【ジウジアーロによる フェイズ3ボディー】

  

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2007年5月22日 (火)

0032  156のエクステリア~その22 (純正ホイール)

Ume_wheel 僕の156は純正装着のホイールとしてこの16インチのアルミが付いて来ました。
俗に言う『梅ホイール』ですが、これが重いの何のって!
しなやかな脚が売りのアルファですが、この重量ではバネ下が・・・でもデザインは好きです(^^)。
このホイールには冬用タイヤを組んでいますが、ちょうど純正ホイールの写真を撮るには今の季節タイミング良かったりします。
スタッドレスのサイズは205/55R16、標準タイヤと同じサイズなのでノーマル状態そのものです。

取り付けはヨーロッパ車に多い、ボルトをホイール側から挿入する方式です。
日本車と逆なのでうまくセンターを合わせながら差し込むのに少々苦労します。

156の日本仕様は2~3cmダウンのキットスポルティーバが標準装着されていて、日本車の『拳が2個入りそうなクリアランス』とは雲泥の差があります。
フェンダーとの隙間が少ない上、ノーマルながらツライチまであと10mm前後のリム面は車体との一体感を演出するのにとりあえず充分です。
ただ日本車の場合、チェーン装着時の隙間を空ける規定になっているので単純に比べるのは可哀想ですね。
かといって、カタログの写真撮るのに砂袋積むのはどうかと思いますが・・・(--;


写真 【純正16インチホイール】
  
  

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2007年5月19日 (土)

0031  156のエクステリア~その21 (塗装について)

よくイタリア車の塗装は弱いと言われますが本当でしょうか?
ショールームでアルファを見た方は、他メーカーに負けないくらいネットリとした塗面の質感に心奪われると思います。
ところが街中で見るアルファは(スタイリングにインパクトは在るものの)ペイントの美しさに感心することは少ないですよね。
新車状態の塗面輝度は日本車と変わらないそうですが、2~3年で2~3割の差が出るそうですから、やはり耐久性は低いのだと思います。

C_pillar一説にどうもアルファの塗装は硬度が低いと言われ、日本の気候にも合ってないみたいです。
バイクの話で恐縮ですが、同じイタリアメーカーのモトグッツィは、バックステッププレート等の塗装が経年劣化で色褪せます。
もちろん新車では鮮烈な色を発しますが、年数が経つと徐々に彩度が低くなるのです。
アルファのボディーもこれと同じ傾向に色味が変わる感じがします。
特にイメージカラーのレッド系はダーク系より退色の進行が早いようですね。
元々レッドはイエローと並んで紫外線退色の影響が激しいので仕方ないのかも知れません。

あと、塗面の硬度と引き換えに美点とされる塗装の厚さも実際それほどでもありません。
つまり『小キズが付いても塗装が厚いから、コンパウンドで一皮剥いて・・・』は幻想に過ぎないということです。
理想は屋根付きガレージ保管ですが。

ちなみに・・・アップしている写真、光の加減でネイビーに見えちゃいますが、僕の156はブラックです。
月ぎめ駐車場への青空パーキングなので環境はあまり良くありません(--;


写真 【塗面チェックポイントのひとつ Cピラー付近】
  
  

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2007年5月17日 (木)

0030  156のエクステリア~その20 (155との比較 4)

Bmw_3 156大ヒット当時、某雑誌にKawの好きな自動車評論家の一人、F氏が156のことをけっこう批判的に書いていました。
要は『パッケージングが4ドアセダンとして薄っぺらい・・・』みたいな内容でした。
他にも155擁護論は各所で見られ、『真のベルリーナは155である』とまで言われる始末。
確かに今回のような検証をすればある種155から後退した箇所が多々ありますね。

では、156は邪道なのか? それは間違いのように思います。
アルファの真骨頂は戦前からのレース活動に由来するスポーティーな車造りであって、実用性の前にそのアイデンティティーを表現できなければなりません。
もしBMWが室内空間の拡大を狙ってFF化したらどうでしょう?
『真っ当なセダン』という言葉を満たすためにアルファの持つイメージを殺すのはナンセンス極まりないことです。

156は実用性で155に譲るものの、他に代えがたいアルファのセダンとしての美点を数多く持っています。
それはアルファ以外の何物でもありません。
広くて、便利で、快適で、楽ちん、そんなセダンが欲しいなら他メーカーを探せば良いことです。
アルファがカローラ作っても誰も喜ばないとKawは思うのですが・・・。


写真 【頑なにFRを貫き支持を集める、BMW(3シリーズ)】

  

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2007年5月15日 (火)

0029  156のエクステリア~その19 (155との比較 3)

156_front_overhang 反面、156の美点はフロントシート周りにあります。
155ではストレートハンドに近かったステアリングポジションは足元に余裕が出来たことで改善されましたし、なだらかにボンネットから流れるフロントウインドーは空力的に有利なだけでなくスピード感のある視界を演出しており、ローポジションのシートは寝かせ気味の運転姿勢を採っても操作に破綻を来たしません。
主として55mmの延長分はこれらと車高に均等分配され、リアシートの居住性には貢献しなかったと思われます。
ちなみに居住性で言えば4シーターと+2シーターの中間を想像してもらえれば間違いないですね(^^)

トランクルームに目を移せば、最初見て思い出したのはシトロエンのエグザンティアのトランク造形。
156も高さを抑えかなり早めに切り落とされています。
短めのリアオーバーハングが後半を視覚的に軽く見せ、同時に従来の弱点のひとつリア周りの慣性も軽減されたであろうことが想像できます。
ただリアとの比較においてフロントオーバーハングは少々長め、恐らくこれ以上長ければかなりバランスは悪いものになったでしょう。
個人的にはあと30~40mm縮めて欲しかったように思います。


写真 【ボディ比で長めの156フロントオーバーハング】

  

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2007年5月12日 (土)

0028  156のエクステリア~その18 (155との比較 2)

155_rear 実用車として見た場合、155のパッケージングは秀逸です。
クサビ型の155はリア方向にルーフとトランクの位置が高くなり、上下の容量を稼げる形をしています。
その特性を生かしているのが後部座席、前席を少し見下ろせるようなポジションと着座姿勢をアップライトにしてヘッドスペースと膝元のクリアランスを確保しています。
もちろんトランクルームも高さ充分、充分実用に耐えるパッケージとなりました。

一方、155の室内空間が高評価を受けていたにもかかわらず、156は低く見えるスタイリングを優先しました。
マーケティング的にも親会社フィアットとの差別化とヒットは必須条件、結果としてスポーティーなスタイルという直球勝負に出ざるを得なくなったとも言えます。
156は全長を短くしながらもそれを上回る比率で高さを殺しており、ボリュームに一番相違が見られるトランク周りも低さの演出に一役買っています。

ホイールベースは156で何と55mmも延長されました。
155のまま余裕分を室内スペースに向けた場合、最大で握りこぶし1個分も後部座席のクリアランス拡大ができる計算になります。
しかし156はそのストレッチ分をスタイル構築のために振り分けたせいで居住性は全く向上していません。
もちろん外寸法からすれば標準的な広さは確保していますが、後部座席の埋もれ感を155と比較されるといささか辛いものがある窮屈な空間になっています。


写真 【特徴的な155のトランク造形】

  

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2007年5月10日 (木)

0027  156のエクステリア~その17 (155との比較 1)

Comp_with_155 前モデル155とフォルムの違いが如実に現れるのがこのサイドビューです。
比較のために両車のシルエットを重ねてみました。

ディメンションは以下の通りです。

            156    155       155との差
全 長      4430mm    4445mm   (-15mm /-0.3% )
全 幅      1755mm    1730mm   (+25mm /+1.5% )
全 高      1415mm    1440mm   (-25mm /-1.7% )
Wベース     2595mm    2540mm   (+55mm /+2.2% )

ホイールベース以外は30mm未満の変化に留まっています。
自動車設計においてこれら数値は決して小さなものではありませんが、寸法上の外形はそれほど大きく変化していないことが分かります。
逆に我々が受ける印象の隔たりは大きく、これらの違いはそのままコンセプトの違いであることが判ります。

尚、横方向のシルエットには関係しませんが、全幅では156が25mm大きくなっています。
しかしながらボクシーな155と対照的に丸みを帯びた156はむしろスリムにさえ見えます。
反面、高さが減少した分、『遠目から見る156』が155より大きく見えることも確か・・・この辺は実寸と視覚の差が出て面白いところですね。


写真 【155と156、横シルエットの比較】

  

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2007年5月 8日 (火)

0026  156のエクステリア~その16 (基本線 2)

Baseline_2_2フロントフェンダーのホイルアーチ上から発生する④線も面白い演出です。
これはリアフェンダーパネルにおいても同様に発生していて、各パネルの表情が間延びするのを防いでいます。
上から見ると非常になだらかな曲線で構成された横のボディーラインを、少し強いカーブの線で削り取るかのようにライン取りされていて、その半径の違いがドアハンドル付近で線の部分消失という形で表現されています。

恐らくこの線をサイド面すべてで連続させた場合、フロントドアハンドル部の窪みと整合しないことは明らかです。
その証拠に159では連続したラインがハンドル上を通過するという荒業になっています。
幸いジウジアーロという重鎮の巧みな処理によって事なきを得ていますが、156に妙味があると思うのはKawだけではないと思います(^^)
このような線は何気なく見過ごしがちですが、よく考えられているなぁ~と感心してしまいます。

テールに近づくにつれて③線と④線の幅は狭くなります。
これは跳ね上がりタイプの155とは逆にトランクの線が微妙に下がっていく156の特徴で、ウエストラインを強調するかのような④線との美しい融合です(残念なことにワゴンではこの2線のベクトルがほぼ同一で、平行のまま後方へ向かいます)。
①~④の線はテール彼方の一点へ向かって合流・・・そして収束と消失を連想させます。
一応テール面で切ってはいますが、お尻が小さめなので『ブッた切った』感が少なく155のようなシャープさは薄れています。
むしろ後のラインを余韻として楽しむデザインかなぁ~とKawは解釈しています。


写真 【156デザインの基本ライン】

  

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2007年5月 1日 (火)

0025  156のエクステリア~その15 (基本線 1)

Baseline_1 156のデザインを検証するにあたって基本となる線の考察をしてみたいと思います。
写真上から、①、②、③、④、合計4本の線を引きました。
見ていただければ判ると思います。

まず印象的なのは、フロントグリルの形状を生かし、逆三角形の上辺左右からボンネットを横切りAピラーとルーフサイドを通り抜ける②線です。
一見、リアルーフを過ぎた後Cピラーに合流して下へ伸びるように感じますが、よく観察するとそれぞれのベクトルには微妙な違いがあり、むしろCピラーとルーフの境に走るパネルのつなぎ目に沿ってリアウインドウ上方の空間へと開放されているのが分かります。

ルーフの①線はカーブが非常に穏やかな優しい構成です。
あまりキャラクターの強い線ではありませんが、フロント&リアウインドーの形状と相まってとても古典的な雰囲気を感じさせます。
155と違い緩やかに下方へ向かうため室内高が犠牲になる反面、スポーツクーペのようなスタイル演出に一役買っています。

ちなみに今回はボディー下半分の線を引きませんでした。
ノーマル、キットスポルティーバ装着、(GTAは後から派生したにしても)それぞれに解釈できる部分があり、正直なところ考えがまとまりませんでした。
スポルティーバのサイドスカート装着の方が156デザインは生きるように思いますが、ただ単に自己所有で慣れたせいかも知れません。


写真 【156デザインの基本ライン】

  

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2007年4月28日 (土)

0024  156のエクステリア~その14 (ボディー精度)

Panel_2 156の美しさを引き出すためには、各パネルの合わせが正確でなければなりません。
せっかく綺麗な曲線を描いていても、その繋ぎ目が雑では興ざめです。

156のモノコックは一部フロアを除いて殆どが新規に起こされました。
各パネルには高張力鋼鈑を使用、改良されたレーザー溶接との組み合わせでかなり制度は上がっているそうです。
加えて、組み立てにあたっては可能な限りの投資がされた生産ライン/ロボットが用意され、156に賭ける意気込みが感じられます。

気になるボディーパネルのチリは国産高級車と比べれば部が悪いものの、日本車の普及クラス並には仕上がっていると思います。
ただ普及車と言っても、カローラのように装備等で上級車を越えることが許されない車種は見た目の質感を上げるためチリをかなり詰めていますので、そういったモデルと比べれば粗さは目立つかも知れませんね。

年数が経った個体はバラツキが出るようですが、以前のイタリア車で噂された建付けの悪さはあまり見えません。
ラッキーなことに、エンジン熱によるバンパーの熱膨張はKawのクルマには確認できませんでした。


写真 【イタリア車の域を脱するかのようなパネルの合わせ】
 
 

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2007年4月26日 (木)

0023  156のエクステリア~その13 (テール周辺)

Rear_quarter_viewリアセクションは意外なほどアッサリ、特にテールランプ周りは フロントに比べ非常にシンプルです。
このようにフロントに重きを置き、逆にリアを軽くすることで、オーバーデコレーションにならない抜けの良さを演出するあたり、只者でないと思いませんか?(^^)

同様にボリューム感と力強さのあるボディラインもテールに向かって絞り込むことで車体をコンパクトに見せています。
まるで延長線上の見えない一点に向かって消失させるかのようです。
これによって上手い具合にデザインを収束させているのですね。

反面、エンブレムの類は賑やかです。
テールランプ左下にモデル名の『156』があるのは良しとして、右側のグレード表示は『2.0 T.SPARK(ツインスパーク)』もしくは『2.5 V6 24V(V6モデル)』となっています。
これがGTAならばシンプルに『GTA』だけなので、それに比べ少々説明っぽい気がします。

ちなみにリアバンパーではナンバープレート規格の違いからビス止め用の穴が少々気になりますね。
この部分は各社からアフターマーケットパーツとしてガーニッシュがリリースされており、156ドレスアップの定番となっています。


写真 【リアセクション】
  
  

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2007年4月24日 (火)

0022  156のエクステリア~その12 (サイドセクションの処理)

156_sketch_side フロント&リアフェンダーに目を移せば、さり気なく引かれたプレスラインの効果がサイドビューを引き締めるのに一役買っています。
このように軽快な線を引くにはデザインの基本と類稀なセンスが必要で、まさにアルファデザインの面目躍如といった感じでしょうか。
ラフスケッチではこのプレスが連続した一本の線になっていますが、デザインが完成する頃には『部分消失(後述)』という面白い表現へと変化します。

ボディー中央付近はドア~サイドスカート等の処理により下半分が軽く絞られうまく抑揚をつけています。
これは一部を除いて日本版に標準装備されたキットスポルティーバのボディーサイドパーツによる効果です。
同じくラフスケッチの段階で似たようなシルエットが描かれており、デザイン上の融合性が高いのも肯けます。


写真 【サイド面のラフスケッチ】

  

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2007年4月21日 (土)

0021  156のエクステリア~その11 (リアドアの処理)

Rear_door_opener_2フロントとは逆に、リアのドアオープナーはC ピラーに近いガーニッシュに内蔵されていて、パッと見た目に分からないようになっています。
事実、大抵の人は戸惑いますし、前後でドアオープンの仕方が違うことに疑問を持つようです。
一説によると、『フロント→目立つ』、『リア→隠す』、のコントラストでリアドアの存在を薄くしたい意図らしく、加えてウインドー後端部の引き締めにも貢献していてデザイン的に一定の成功を修めています。
このような事柄の積み重ねがクーペのようなフォルム形成に一役買っているのでしょう。

メーカーの考え方にもよりますが、タイヤハウスとの兼ね合いでリアウインドーをオープンする(下げる)際、干渉する部分の逃がしとしてこのエリアを削る作業が必要です。
フルオープン化を目的とすればドイツ勢に多く見られるようなシックスウインドウ化すれば済むことながら、156はこれを採用しませんでした。
156の場合、リア周りの造形が重たくなることを嫌った感があり、同じパートで155(シックスウインドウ+しっかりとした骨格のCピラー)とは正反対のテイストに振った様が伺えます。

そこで複数の役割を兼ねているのがこのガーニッシュで、『オープナー』、『デザイン上のアクセント』、『ウインドー後端の縮小効果』、という一石三鳥という欲張りな機能を持っています。
残念ながら3番目の項目に関してはガラスをフルオープンさせるほど大きい効果はなく、パワーウインドーのスイッチを操作すると大よそ3分の1を残してストップするのは仕方ないことです。
ピラーやウインドウの処理などスムーズなライン取りと繊細な処理を優先しながらも、最大限バランスを図った跡がこの部分なのでしょう。


写真 【リア・ドア・オープナー】
  
  

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2007年4月19日 (木)

0020  156のエクステリア~その10 (ドアミラー)

Door_mirrorドアミラーは正直なところデザイン優先、さすがイタリア車と言わせる流線型ながら使いにくさが特徴です。

外端にエッジを利かせたオーバル型、四つ角すべてがラウンドしているため視野は見た目のサイズ以下です。
外にいくにしたがって吊り上るような形状もトリッキーで、オマケに上下幅が狭く通常角度に調整すると車庫入れの際に足元が見えません。
比較例としてスバルR1(軽自動車)のミラーは似たテイストながら思いのほか使えます。
美しさは抜群ですから、ここは考え方の違いと思って割り切ることが必要でしょう(^^;

折りたたみ格納が手動なのは許せるとして、その収納角度には多少の疑問を抱かざるを得ません。
実寸上は殆ど効果が無いような感じなので、駐車場でこの機能を使う156オーナーは少ないのでは?(^^;

ちなみにこのミラー、曇り止めのヒーターが内蔵されています。
一度だけ使用する機会がありましたが、思いのほか素早く曇りが薄れていくのにはちょっとビックリしました。
何せ初めてのヒーター内蔵型なので(苦笑)。


写真 【美しいながらも実用性『?』のドアミラー】

  

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2007年4月17日 (火)

0019  156のエクステリア~その9 (フロントドアオープナー原案)

156_sketch_handle 最終的にプッシュボタン式となったフロントドアオープナーですが、どうやらいくつかの変遷があったようです。
このスケッチをみると実は当初、ハンドル自体が稼動するプル式だったことが判ります。

反面、ハンドル形状やパネルに見られるオーバル型の窪みは現行と似ており、プル部分の受けとなるベースが2分割する等の相違はあるににしても、イメージはそのままです。
面白いのは、この時点でキーシリンダーをハンドルと同じラインに設定する発想は無かったのか、スケッチでもハンドル下に取って付けた様に処理されています。
アルミ化とデザインどちらが先かは不明ですが、元案では小うるさい感じがしますね。

結果、156はプッシュボタンを採用しハンドルの中に取り込むことで高さを引き上げました。
恐らくスケッチの次にシリンダーをベース部分に同軸配置、次に『いっそボタン式にしてしまえ!』(笑)みたいな過程で落ち着いたのかなぁ~と勝手な想像をしてしまいました(^^;
デザインと機能のせめぎ合いですね。

完成された156全体には懐古調テイストが随所に感じられ、特にボディー前半~中央をイメージ付けるフロントドアはポイントの一つです。
このパートについて言えば、本来隠したいドアハンドルをわざと素材をアルミにして目立たせるなど、『毒を食らわば皿までも・・・』的な徹底したイメージの統一はさすがと言えます。


写真 【フロント・ドア・オープナーの原案スケッチ】 
  
  

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2007年4月14日 (土)

0018  156のエクステリア~その8 (フロントドアの処理)

Front_door_opener_2フロントのドアノブは古典的なプッシュボタン式(懐かしい~!)。
現代車には殆ど採用されないため、若い方の中には一瞬戸惑う方も居るようです。

これは部材をアルミ製とすることで独特の鈍い輝きを放つと共に、フロントドアだけでなくボディー全体においても重要なアイキャッチを兼ねています。
ハンドルの陰に隠れて目立ちませんが、ドアパネルに施されたオーバル形のくぼみも車体のイメージと統一されています。

安全性の面で不利と言われるプッシュ式ですが、その主な理由は『側面から衝突された際にオープナーが押されてドアが開いてしまう』だそうです(^^;
ううむ、かなりピンポイントで狙わなければうまく開かない気がしますが(笑)。

ちなみに156のボタン部分は傷が付きやすいことで有名です。
構造上、傷は仕方ないにしても、油分が無くなると雨の日とかは押し込んだ状態から戻らないこともしばしば・・・何度か押したりすれば戻りますが困った症状のひとつです。


写真 【フロント・ドア・オープナー】 
  
  

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2007年4月12日 (木)

0017  156のエクステリア~その7 (フロントデザイン原案)

156_sketch_front ここでフロント部分のラフスケッチを見てみましょう。
アルファの意とする原案イメージは上手く具象化されていることが分かります。

アイデンティティーたるグリルをバンパーに食い込ませるほど主張させる反面、左右に微妙な『間』を取るあたりは良い意味で力の抜けたデザインだと思います。
もちろん冷却効率から見ても開口部を大くする方が有利ですが、GTVで見られるようにボンネットをグリル面まで回り込ませる選択肢もあった筈で、その中間値的なテイストは後の166に見られます。

155との大きなな違いはグリル左右のインテーク真ん中、横に1本引かれたキャラクターラインで盾グリルとヘッドランプを結んだことにあります。
直線を基調とした155ではグリル外周にキレの良い線がスパっと引かれていましたが、156ではボンネット形状やバンパーの上面ラインが抑揚をつけながら複雑に連続しています。
ここを縁取りせずにシルバーの細いラインで結んだのがアルファ流、これによりフロントマスクに程良い一体感が生まれ、複雑ながらも統制のとれた面を構築しました。
試しにこのパーツの色を変えると・・・予想以上に顔つきが変わることに気づきます。

ヘッドランプ形状はショルダーを落としてラウンドさせたもの。
アバンギャルド過ぎると言われた145/146からもエッセンスだけは受け継いだ気配が伺え、ラフの段階からかなり有機的なデザインとなっています。
アグレッシヴな感じは薄まりますが、基本的にレトロチック狙いの156に効果は絶大で、『新しいけど懐かしい』不思議な感覚はこういったところからも生まれるのでしょう。

丸型フォグランプも当初からデザインに含まれており、取り付け幅が若干内側に追い込まれた以外、ほとんどオリジナルに近いのは嬉しいことです。


写真 【フロント部分のラフスケッチ】

   

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2007年4月10日 (火)

0016  156のエクステリア~その6 (グリル周辺)

Grill_1もちろん正面には伝統の盾グリ ル。
過去モデルにあった後着け感は一切無く、バンパーラインを切り込むように圧倒的な存在感を漂わせています。
さらにボンネット上のラインがうまく盾へと導かれるあたりは『やはり上手い』と妙に納得。
細かい部分に目を向けると、グリル周辺のスリットは戦前の名車『8C』をモチーフにしたと噂されますし、他の意匠も新しさと懐古調をバランス良くミックスしています。

そしてトドメは伝家の宝刀 『アルファエンブレム』!!!
俗に『ヘビが人食ってるマーク』とか言われる例のアレ(笑)です。
車メーカーのエンブレムに猛獣多けれど、さすがに人を襲ってるのはアルファぐらいです。
新参アルフェスタなので、『十字軍がどうのこうの』とか、『ビスコンティー家の家紋から』などなど、正確な解説は他の諸先輩にお任せしたいと思います。

ちなみに昔は七宝焼きで製作されていて、非常に高価でした。
(ある方のお話では)昔は正式な紹介が無ければおいそれと買えなかったシロモノだそうです。
それによく盗まれることでも有名で、たまにエンブレム無しのアルファが走っていたものです。
個人的には数ある車メーカーの中で一番格好良いと思うのですが・・・・・皆さんはいかがでしょうか?


写真 【アルファ伝統のグリル】
  
  

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2007年4月 7日 (土)

0015  156のエクステリア~その5 (ヘッドランプ)

Head_lamp ヘッドランプは異形2灯、僕の156はスタンダードなハロゲン仕様、バルブはH7とH1という組み合わせです。
レンズカットが良くないせいか周辺までモヤッと照らすので暗く感じるのが難点です。

バンパー上に設定されたヘッドライトウォッシャーはライト点灯時にウインドシールドのウォッシャーと連動します。
フェイズ1では車体色に関わらずこの部品がブラックで、明るいボディーカラーの上ではコントラストが強調されます。
これをアクセントと見るか色違いと見るかは好み次第でしょう。

バンパー下方にはフォグランプが標準装備、ヘッドランプと同色のホワイトバルブ仕様なのでレンズ色による違和感はありません。
日本ではナンバープレートサイズの関係で、向かって右側のフォグが半分ぐらい隠れてしまいます。
中央にはグリルがあるためどうしても左右どちらかにオフセットせざるを得ない結果なのですが、ちょっと残念ですね。


写真 【ヘッドランプ周り】
  
  

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2007年4月 5日 (木)

0014  156のエクステリア~その4 (フロント部)

156のデザインは、ヴァルター・ダ・シルヴァをチーフとする当時のアルファ・チェントロスティーレ(アルファ社デザイン部門)に依るものです。
フェイズ3へのマイナーチェンジ時にはイタルデザインのジウジアーロがフェイスリフト中心のリデザインをおこないましたが、基本線はそのままです。

ディメンションは、全長4435mm × 全幅1765mm × 全高1430mm、前後トレッドは1510/1500、ホイルベースを2595mmと長めに取っていながらリアオーバーハングは短く切り落とされスポーティーさを演出しています。
ボディーは155同様のウェッジシェイプを基本としていますが、全体を女性的な曲線で構成していて決して攻撃的なイメージを与えません。

緩やかに曲線を描くボンネットFront_section_1 からモダンで印象的なヘッドランプへと続く複雑な造形はアルファ以外に成しえない意匠ですし、その巧みなラインはフロント周りを低く見せることに成功しています。
ここに最大で3リッター超のV6エンジンが納まるとは、ちょっと想像できませんね。


写真 【複雑なフロントセクション】
  
  

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2007年4月 3日 (火)

0013  156のエクステリア~その3 (イメージ)

156はスタイリッシュな車です。
僕は156に初めて対面したとき『獲物を狙って低く身構える蛇』をイメージしました。
形式としては4ドアセダンながら、その流麗なボディーデザインと各所に散りばめられたギミックにより、まるでスポーツクーペのような美しいフォルムを達成しています。
それは155のネガティブ要因を消すなどという消極的なものではなく、まさに新生アルファ製ベルリーナ(セダン)を創造しようという意気込み以外の何物でもありません。

前モデルの155に比べるとコンセプトは、『低く』、『短く』、『ワイド』。
場合によっては実用性よりデザイン優先の箇所さえ見られます。Rear_view_3
数多くのカロッツェリアがひしめく美術の国イタリア、そこに育ったメーカーならではの確信犯的デザインなのです。

これが僅か全長4.5mにも満たない寸法の中で完結していることに驚きを覚えます。


写真 【156 後方から】
  
  

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2007年3月31日 (土)

0012  156のエクステリア~その2 (視覚効果)

極論ですが・・・・・車(特にスポーティーなもの)は低ければ低いほどカッコ良くなります(断定!)。
加えて、デザインにおいて車を低く構えて見せるには『全長:車高』と『全幅:車高』が重要です。
たとえ実際は腰高でも全長や全幅が大きければ、タテヨコ比率の視覚効果というマジックで車は低く見えます。
これを逆手に取ったのがローダウンという手法で、車高を下げることにより車を大きく見せることを狙ったものです。

車高を低くすればドライバーは必然的にカラダを寝かせた姿勢となり、スペースを前後に長く取る必要があります。
これが5m前後のビッグカーなら収めることは容易ですし、先ほどのタテヨコ比率のマジックも使えて有利ですね。
ところが中型スポーツサルーンでは物理的に低くすることは困難で、2シーターにでもしない限りスポーツカー並みの低さは不可能です。
そこで各デザイナーはさまざまな手法で『低く見える』視覚的効果を与えるわけですが、かなり高度なデザイン処理が要求されることは言うまでもありません。

事実、キットスポルティーバ(純正オプションのスポーツ系ダウンサス)が組み込まれた状態でさえSide_view1430mmという156の全高は、決して低くはない事が分かります。
むしろ写真で見る限り少々腰高な感じさえするでしょう。
しかし実車を目の当たりにしたならば・・・・・その静かで精悍なたたたずまいにきっと頷くでしょう。


写真 【サイドビュー】
  
  

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2007年3月29日 (木)

0011  156のエクステリア~その1 (方向性)

これはあくまで個人的見解ですが、80年代以降のアルファはどこか自己完結的で尖がったデザインが目立ったように思います。
僕としては決して嫌いじゃありませんが、誰にも勧められるか?と聞かれれば・・・・・やはり好き嫌いのハッキリするデザインでした。

156が属する車両クラス(Dセグメントと呼ばれています)は強敵ぞろい、ここで独善的なデザインを展開すればターゲットとする購買層は限られてしまうでしょう。
フィアットグループの一員として約10年が経ち資本の問題は一段落、アルファブランドの確立には、ここいらで本格的なヒット車が欲しいところでした。
そこで156は意外なほどオーソドックスな手法に打って出ます。
Front_view_3 万人向けとまで言わずとも殆どの人がスタイリッシュと感じるシルエットを目指したのです。
とはいえ、そこはやはりアルファ(^^)、156は一目でそれと判るオリジナリティーに溢れています。


写真 【156 正面から】
 
  
 

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