0069 156のエンジン~その20
V6エンジン/ ⑥
V6を開発するにあたってまずアルファに課せられた課題は、アルファの代名詞とも言えるDOHCというヘッド形式の見直しでした。
今までの直列4気筒に対し、V型では両バンク別にカムシャフトを設ける必要があり、DOHCのままでは頭の重さが問題となりました。
大型セダンのセイはともかく、追って搭載予定のアルフェッタ(GTV6)では運動性能に影響を与える可能性は大きく、参戦予定のツーリングカーレース(FIAグループA)に向けて何かしらの軽量化が検討されたようです。
そこでこのV6は非常に凝った手法のSOHC形式にチャレンジします。
そのレイアウトには理由がありましたが、DOHCを捨ててまでこだわった末に完成した機構はかなり特殊なものでした。
ちなみにアメリカ車では実質V8のスケールダウン版としてのV6が数多く存在しましたが、形式はOHV、材質もスチールブロックでした。
そんな中にあってアルファV6はSOHC+材質をオールアルミ製とし、軽量化へ執念を燃やします。
加えてカムシャフトは内側配置されマスの集中化と両側への張出しを抑えることに成功、バルブ狭角も37度と効率に優れたコンパクトな燃焼室を形成し、ヘッドの小型化に一役買っています。
結果、このV6は非常に小型軽量なエンジンとして仕上がったのです。
写真 【典型的なOHV式 アメリカンV6 (フォード製)】
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