0070 156のエンジン~その21
V6エンジン/ ⑦
アルファV6のSOHC機構ですが、これは各バンク1本、両ヘッド合わせて2本のカムシャフトをオフセット配置し、2個のバルブの片方をプッシュロッド駆動するというもので、SOHCとOHVのいいとこ取りを目指したものです。
Vバンクは60度の狭角構成、吸気バルブは相対するように内側にセットされカムシャフトが直接リフトアップします。
一方、別にプロフィール設定された排気用のカム山が、プッシュロッドとロッカーアームを介して排気バルブをリフトアップさせるという複雑な構造が特徴です。
この方式の利点は何よりも、シングルカムながら点火プラグのセンター配置が可能ということ。
ボアセンター上にカムシャフトが配置される通常の形式ではこれが難しくなるためのアイデアと言われています。
当時は、ビッグバルブにより吸排気量を増大させ、半球形のコンパクトな燃焼室でガスを圧縮、適正なスワールを発生させたところをセンタープラグで一気に燃焼させる手法が理想でしたから、設計上の狙いとしては的を得ていたと言えます。
ヘッドの重さを嫌ってSOHCとしながらもパワーの両立を目指したアルファ流の選択だったかも知れません。
写真 【アルファV6独特の複雑なSOHC機構】
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