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2007年7月26日 (木)

0058  156のエンジン~その9

2.0 リッター JTS ②

Jts_head JTSの高性能ぶりは明らかですが、フィーリングに関してはよくTSと比較されます。
特によく言われる『モッサリ感』ですが、無負荷でプリッピングしてみるとアルファ共通の軽やかな吹け上がりを見せることに気づきます。
少なくとも走行中のJTSを外から観察する分には充分アルファサウンドを奏でていると感じます。

有機的とも言える一連のアルファユニット群が独特のメカニカルノイズの魅力をを筆頭に語られるのに対し、このJTSユニットはいかにもメカニカルフリクションの少なさを感じさせる音質です。
実際はトルクが太ったことによるフィーリングの変化もあると思うのですが、もし『面白くない』と表される意味合いがこのフリクションノイズの少なさに在るとしたら逆にJTSは機械的進化を遂げたと言えるのではないでしょうか。
また、JTSは1回1回の爆発に含まれるトルクがそのまま回転上昇とパワーに結びつく素直な出力特性が持ち味です。
直墳方式と正確なガスマネージメントによりトルクカーブは中域の息継ぎやトップエンドのタレが少なく、逆にそれが後半のドラマ性をスポイルしてしまうのだとKawは考えます。

振り返ってみればアルファというメーカー、あまりにも古典的かつ個性的なユニットの時代が長すぎました。
どうもエンジンの味に重きが置かれる傾向があり、改良版や新型ユニットのリリース時は賞賛の声が少ないように思います。
TSでいうなら8バルブから16バルブ化した時、V6ならDOHC化の時などは記憶に新しいところで、タイムプルーフされた頃には再評価されるという展開が数多くありました。
復活の狼煙(のろし)と共に21世紀を迎えたアルファは今後も魅力的な車を作りつづけると確信しますが、その歴史を振り返ったとき、『JTSはやはり正真正銘アルファユニットだった』そう言われるとKawは思います。

JTSは最新テクノロジーのアルファ流解釈の末に生み出されたユニットです。
比較の矛先をアルファ内から他メーカーに向けてみると『やはりアルファのエンジンだなぁ~!』と言わせる魅力がJTSにはあります。
現にJTSに惹かれて156を選択した人が相当数いるのですから、他の無機質に回る電気モーター型ユニットとは一線を画したエンジンであることは確かでしょう。


写真 【JTSユニット ヘッド部分の透視イラスト】
  

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コメント

JTSエンジンもいろいろいわれましたが、やはりアルファエンジンと思います。さらにならしを終わると結構変化すうるようです。試乗もしました。(でも、どちらかといわれれば、TSが好きです)

投稿: yoshGTA | 2007年4月 4日 (水) 20時17分

そうですね~JTSの音質は各人意見の分かれるところですが、アルファが排ガス&パワーというハードルをクリアするため最大限の努力をした結果だと思います。
アルファユニットの音色チューニングについては諸説いろいろですが、TSは4気筒中最高かと(^^)

from Kaw

投稿: Kaw | 2007年4月 4日 (水) 20時39分

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