0056 156のエンジン~その7
その他の ツインスパーク
ツインスパークの項目で最初に記したように、156のTSユニットには 1.6 リッター と 1.8 リッター(1.4 リッター は非搭載)があります。
どちらも本国仕様となりますが、1.6 リッター版は147に搭載されて正規輸入されていますね。
これらは単なる2リッターからの縮小版では無く、それぞれ明確なキャラクターを持っています。
先ずはそれぞれのスペックを・・・。
1.6 リッター TS (ツインスパーク)156 搭載版
エンジン形式 直列4気筒 DOHC 16バルブ
排気量 1598cc
ボア×ストローク 82.0mm × 75.65mm
圧縮比 10.3 : 1
最大出力 120ps/6300rpm
最大トルク 14.7kg-m/4500rpm
1.8 リッター TS (ツインスパーク)156 搭載版
エンジン形式 直列4気筒 DOHC 16バルブ
排気量 1747cc
ボア×ストローク 82.0mm × 82.7mm
圧縮比 10.3 : 1
最大出力 144ps/6500rpm
最大トルク 17.2kg-m/3500rpm
2リッター版は完全なロングストロークでしたが、1.8 リッターはスクエアストローク、1.6 リッターはショートストロークです。
シリンダーヘッド部分は基本的に共通ですが、156から追加された可変吸気システムの搭載は 1.8 リッター版のみ、当然のごとくボア径はスーパーファイアの定番82mm(2リッター版のみ1mm拡大の83mm)を踏襲し、ストロークの変化でそれぞれの排気量を構成していることが分かります。
ブロック側に目を向ければ、震動軽減用バランスシャフトの装備や鍛造クランクシャフトの採用はどちらも見送られています。
1.6 リッターは147のインプレッションから想像するにかなり小気味良い回転上昇が特徴らしく、元々吹け上がりの鋭さに定評あるTSの美味しいところを増幅させた感じなのでしょう。
いかにもイタリア車らしく元気にアクセルを踏むタイプのエンジンと推測できます。
1.8 リッターはなかなか評価の高いユニットで、もしブロックが専用なら小型アルファの中核を成すとも言われるものです。
エンジン重量も 2リッターから約30kg減、1.6 リッターは 1.8 リッターと変わらずということから最もフロントへの負担が少ないTSの一つです。
もちろん絶対性能は2リッターに及びませんが、3000rpm以下でも最大トルクの90%を発生するなど2リッターに見劣りしない実用性能とピックアップのバランスはTS中ベストと噂されます。
写真 【各ユニット共通 TS部分の透視イラスト】
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コメント
ほんと怒涛の記事アップですね!すごいです。
1.6、1.8に対する考察は初めて読ませていただいた気がします。どうして1.8は日本導入が無かったんでしょうね~
投稿: エス☆イー | 2007年4月 4日 (水) 01時41分
こんにちは~ご無沙汰しております(^^;
日にちを見てもらえればバレバレですが、本来なら先週アップする筈の内容でした(汗)。
数値とかの資料が揃わないと書けないのと、写真の類が・・・もう少しでネタ切れかも(大汗)。
確かに1.8 リッターは興味深いユニットですよね~
でも購入となればかなりマニアックな選択かも知れません。
それで TSは 2 リッターなのかなぁ~と。
こちらはそろそろ雪の心配も無くなり、近いうちに夏タイヤの予定です~楽しみです。
from Kaw
投稿: kaw | 2007年4月 4日 (水) 18時31分
155や156に、1,8や1,6のTSがあったのは知っていました。
2,0より、30キロも軽いというのは、魅力ですね。
投稿: toshi16 | 2007年4月 6日 (金) 06時41分
この辺りになるとエンジン音さえ聞いたことがないので推測や聞いた話でしかありませんが、『面白さ』でいうと1.6もかなり捨てがたいそうです。
ただ追い越し時とかパワーが必要な場面での力不足は明らかなので、バランス的にも1.8の秀逸さが光るとのこと。
確かに30kgは魅力ですね~V6から見たら90kg違いますもん(^^;
from Kaw
投稿: Kaw | 2007年4月 9日 (月) 22時34分