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2007年7月14日 (土)

0053  156のエンジン~その4

2.0 リッター TS (ツインスパーク) ③

Ts_8v_155 155搭載のTSですが、75の発展版と言われながら、ピストンストローク一つにしても 『 この変化に何の意味があるのか?』と問いたくなる僅か1.5mmの延長等、メーカー間の事情と思える変更点がいくつか見られます。
これはちょうどフィアット主導によるランチアとアルファの吸収合併と重なっていて、各メーカーの思惑の中でコストダウンのための試行錯誤が背景にあったとKawは考えます。

振り返れば155が生産された6年ちょっとの間、本国では排気量バリエーションも含めて新旧10種(!)近くのエンジンが搭載されており、ツインスパークの仕様変更もその中の一つでした。
実際日本においてV6エンジンが輸入されるまではランチア製ターボユニットとの2本立て販売で、しかも妙にその基本数値が合致することに気が付きます。
先に挙げたストローク(88.5mm → 90.0mm)の話もランチア製ブロックとの共通化と考えればつじつまが合いますね。

このTSユニットは詳細変更により性能数値に若干の変化がありました。
ピークパワーは5ps劣るもののトルクは75版より0.3kg-m向上し、高回転型になりながらもパワーバンドの広がりと実効トルクの厚みを感じさせます。
これは1.2トンを切っていた75に比べ、各種安全デバイス等の増加で100kg近く重くなった155には効果的だったと思われます。
結果アルミブロック版8バルブTSは、鼻先の軽さにも貢献しFFアルファの新基軸として迎えられます

155(前期)搭載版のTS 、スペックは以下の通りです。

    2.0 リッター TS (ツインスパーク)155前期 搭載版
        搭載時期 1992/9月 ~ 1995/6月(日本)
           材質 アルミヘッド+アルミブロック
      エンジン形式 直列4気筒 DOHC 8バルブ
         排気量 1995cc 
    ボア×ストローク 84.0mm × 90.0mm
         圧縮比 10 : 1
        最大出力 140ps/6000rpm (DIN)
        最大トルク 19.3kg-m/5000rpm (DIN)


写真 【155(前期)搭載の8VアルミブロックTS】
  

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コメント

155オーナーは、知り合いに3名程いて、そのうち8vのオーナーは一名いますかね。
そのオーナーは、『ベスト オブ 155の音』は、8vって言ってみえましたよ。

投稿: toshi16 | 2007年4月 2日 (月) 17時38分

つたない記憶ですが・・・昔、8Vと16Vの比較みたいなのが車雑誌にあって『フィーリング的には8Vが勝るが16Vのパフォーマンスも捨てがたい』といった感じの内容でした。
それぞれに魅力があって155マニアでも意見が2分するみたいですね(^^)

from Kaw

投稿: Kaw | 2007年4月 3日 (火) 19時21分

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